東洋医学と熱中症

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東洋医学と熱中症

危険暑さの日が増えてますね💦
前回熱中症に対する注意という意味も込めて、熱中症のことを書きました。
今日は熱中症を東洋医学で考えてみましょう。

東洋医学には外邪という考え方があり、気候などによって外から受ける身体への負担のことを言います。
外邪は「風邪、暑邪、湿邪、燥邪、寒邪」の5つに分けられ、熱中症は漢字のイメージからも分かるように暑邪によるものです。
「暑邪」は読んで字のごとく、暑さ🌞によっておこる身体の不調です。

お風呂や、エアコンを使っているとそうですが、温かい気体や液体は上へ上へと昇っていく性質がありますよね。
「暑邪」も同様に上に昇っていく性質があり、比較的頭や顔、上半身などに症状が出やすくなります。
例えば喉の乾き、ほてり、むかつきなど熱中症のような症状が代表的です。

東洋医学では心と小腸の2つの臓腑は「暑邪」の影響を受けやすく、
特に東洋医学における心は、血液の循環だけでなく、精神を整える大切な役目を担っています!
そのため動悸、息切れ、不眠、イライラなどを引き起こしやすくなってしまいます...😱

「暑邪」に抵抗するためには、もちろん水分やミネラル分などが大事になってきます。
その他食事では、少し苦味のあるものが「暑邪」効果があると言われていて、ゴーヤー、ゴボウ、緑茶、コーヒーなども良いとされています!
また夏野菜には身体を冷やしてくれる効果があるものが多いため効果あり⭕です!

鍼灸では↓↓のツボが暑邪に対してよく使われるツボです
労宮:手を握ったときに、中指の先が当たるところ
roukyu
内関:手首の線の真ん中から肘側に向かって指3本分のところ
naikan
陽谷:小指側の手首の側面にあるくぼみ
yokoku

などもよく使われており、深呼吸しながら優しく押してみて下さい!
さすがに熱中症にかかってからでは遅いのですが、普段暑い中で作業したあとに押しておくと予防の手助けになってくれると思います。

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