痩せる運動と痩せない運動
運動してもなかなか痩せない・・・どんな運動をすれば痩せるの?
こう思ってる方って結構多いみたいですね。
最近とある患者さん方から、ダイエットのために運動を始めましたという声をいただきました。
同時に、今やっている運動でいいのか、どんな運動をしたらいいのかという質問もいただきました。
今回は痩せやすい運動どういったものなのかを見ていきたいと思います。
●「やせるとは」
ところで、運動をするとどうして痩せるのでしょうか?
人は、生きている限り身体の中のエネルギーを使い続けています。
食事から得るエネルギー(カロリー)よりも消費するエネルギー(カロリー)が多ければ痩せます。
今の日本人の一般的な食生活ではエネルギー過多の状態なので、余剰分のエネルギーを脂肪として身体に蓄えます。
そのため運動して消費するエネルギーを増やせば、脂肪を燃焼して痩せるということです。
ちなみに、ヒトが身体に蓄えているエネルギー源は基本的に糖・タンパク質・脂質の3種類あります。
痩せるためには、使用されるエネルギー源が脂肪である必要があるわけです。
●脂肪を燃焼する運動
エネルギー源が3種類あるということですが、脂肪を燃焼する運動ってどういう運動なのでしょうか?
脂肪を燃焼するには、負荷の軽いウォーキングやジョギングといった有酸素運動が最も効率的です。
有酸素運動で使用されるエネルギーは主に糖と脂肪ですが、運動する長さによって使用されるエネルギー源が変化します。
下の表はざっくりと運動時間と使用エネルギーをまとめたものです。
運動時間 | 主なエネルギー源 | 脂肪の割合 |
---|---|---|
0〜5分 | 筋グリコーゲン(糖質) | ごくわずか |
5〜15分 | 糖質中心 + 脂肪少し | ごくわずか |
15〜30分 | 糖質と脂肪が半々くらい | 脂肪が50%前後 |
30分以降 | 脂肪が主要(強度による) | 高くなる |
基本的に、脂肪を主なエネルギー源として使うには、ある程度長い時間の運動が必要です。
その理由は、脂肪は「もしものときのため」に溜め込んだエネルギーなので、脂肪を使い始めるまでに時間がかかるのです。
そのため効率的に痩せるためには、できれば30分以上継続して有酸素運動を行いたいですね。
一応、脂肪が燃焼しやすくなる方法もあるのでご紹介しますね。
- ウォームアップで心拍数を安定させる:脂肪燃焼のエンジンが早くかかる。
- トレーニングの習慣化:有酸素系のエネルギー代謝効率が上がり、脂肪利用能力が高まる。
運動しているのに痩せないという方は、運動の時間を長くしてみましょう。
体力がなくて長く運動できないという方もいるかも知れませんが、ウォーキングでもいいのです。
一応、運動の効率を上げれば今の体力でも長く運動できるようになるのですが、それはまたの機会に。
そういえば食事制限のみのダイエットと運動と食事を組み合わせたダイエットの違いも気になるところですね。
いつかまとめてみようと思います。
当院では、経絡を用いた全身調整の鍼灸施術で自律神経を調整し、快適に過ごすお手伝いをさせていただきます。
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