しゃべることが元気のもと

/ 東洋医学, 健康

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先日来られた患者さんが「人としゃべってるとスッキリするんですよねー」と仰っていました。
これは何も変なことはなく、東洋医学的に考えると理にかなっているんですよね。
どうして会話をしてるとスッキリするのでしょうか?

人と会話をしていると、肉体的にも精神的にも楽になることは実際によくあります。
東洋医学では、気が正常に流れることで身体を動かしたりものを考えたりできます。
逆に気がうまく流れなくなると、身体が動かしにくかったり、痛みが出たり、考えがまとまらなかったり、気持ちが落ち込んだり様々な不調が起こります。


東洋医学では、気は肺の力が中心となり他の臓腑がサポートすることで動いていると考えられえています。
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宣発と粛降という働きをしていて、その宣発(せんぱつ)と粛降(しゅくこう)が起きることで気を全身に巡らせています。

宣発と粛降
宣発:気を上に上げたり、身体の外の方に気をめぐらせること
粛降:気を上から下へ下げたり、身体の内の方に気をめぐらせること

現代人はデスクワークやスマホの使用などで前かがみの生活が多くなっています。
そのため肋骨の動きが小さく、呼吸が浅い方が多いのです。
呼吸が浅くなると、先ほどの肺の宣発と粛降がうまく働かないため、気がうまく流れてくれなくなってしまいます。
気がうまく巡らないため、身体や心に異常が出てしまうというわけです。

しかし、しゃべることで空気が肺に出入りするため、肺の宣発と粛降が作用して気がめぐってれます。
そのため、人と会話をするとスッキリするというわけです。

「女三人寄ればかしましい」という言葉がありますが、一昔前は女性が家事全般をしていて、一日前かがみの作業をしていたため呼吸が浅くなり、宣発と粛降の作用が働かなかったのでしょう。
そのため宣発粛降を補うために、女性同士でよく会話をしていたのではないでしょうか。


先ほども言いましたが、最近ではデスクワークやスマホにせいで世代や性別関係なく気の巡りが悪くなっている方が多いです。
皆さんも最近人と会話してるかどうか思い返してみてください。
少し人との会話の時間を作ってみてください。 


鍼灸でも、肺の力を助けるツボや、呼吸を助ける筋肉を柔らかくすることで、肺の宣発と粛降を助け気の流れをスムーズにすることができます。
皆さんも当院の鍼灸で全身の調整を受けてみませんか?


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