暑くて寝付けません!

/ 健康, 睡眠

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皆さん、寝るときはちゃんと冷房つけてますか?
節電しなさいと言われていますが、この暑さは危険なので冷房はうまく使ってください。
さて、この暑さで寝付けないという方もいるのではないでしょうか?

実際に、高温環境では寝付けなくなることが多々あります。
これはヒトが眠りにつくメカニズムが関わっているのです。
今回は、科学的に判明している、ヒトが眠りにつくメカニズムについて少しお伝えしてみようと思います。


ヒトの睡眠は、自律神経、ホルモン、光、体温、またそれらと相互に影響しあっている体内時計、はたまた睡眠プロセスと言われる機構、外的要因や病気など様々な要素の影響を受けます。
例えばこの記事のタイトルにも関わっている体温と気温ですが、ヒトが眠りにつくとき体温の変化が現れます。

小さい子だと分かりやすいのですが、眠くなると身体が温かくなりますよね?
正確には手足など抹消の体温が上昇し、体幹を含めた中枢の体温が低下することで眠りにつきます。
そうです!中枢の体温が下がるという現象が必要なのです!
手足の体温上昇が起きる理由は、手足の血管を拡張させることで、血液を抹消に送って、放熱を利用した体温を外に逃がしているためです(熱はより温度の低い方に移る性質があります)。
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つまりは、中枢の体温を下げる過程で起きている現象です。

では、室温が高い場合どうなってしまうのか?
身体は、放熱で体温を下げるために手足に血液を送っています。
しかし、放熱しようにも室温と体温の温度差が少ないため放熱ができないのです。
その結果、中枢の体温が下がらず、寝付けくなってしまうのです。
仮に寝付けたとしても、中枢の温度が高いので眠りが浅くなってしまい、睡眠の質が落ちてしまう結果に…

睡眠は脳の機能にとても重要なことです。
しっかり眠ってスッキリとした1日をお過ごしください!


めぐみ鍼灸では、鍼灸施術以外にも睡眠に関する専門性の高いスタッフが睡眠相談も受け付けています。
また睡眠を東洋医学的に捉えることで、お手伝いできることがあるかもしれません。

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