睡眠と年齢の関係

/ 睡眠, 健康

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東洋医学でも西洋医学でも睡眠をとても大事なことです。
睡眠は健康にとって基盤となるもの。
患者さんに「スッキリ起きられていますか?」と聞くと「昔はいくらでも眠られたんだけど」や「起きる時間が早くなった」ということを聞くことが多くあります。

●年齢と睡眠時間

ヒトは年齢によって必要な睡眠時間が違います。
生まれたての赤ちゃんなんて1日のほとんどを寝て過ごします。
小学生くらいだと10時間程度中高生でも9時間程度は必要です。
成人では7~9時間必要と言われています。

さらに言うと、睡眠時間だけではなく睡眠を取る時間帯も年齢によって違いがあります


●睡眠相

全ての生物は、眠る時間帯がある程度決まっています。
夜行性や昼行性の動物がいることをご存じの方は多いと思います。

この「その生物が眠る時間帯」のことを睡眠相と言います。
※性格には少し違いますが、ざっくりと説明するとこのような感じです。

睡眠相は、各生物毎に大きく差があり、もちろんヒトにも睡眠相はあります。


●ヒトの睡眠相

ではヒトの睡眠相はどうなのでしょうか?
ヒトの睡眠相は、他の哺乳類と比べると変わっています。

ヒト以外の哺乳類の睡眠相は生涯を通してあまり変化がありません。
しかしヒトの場合は年令によって変化があるのです!

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仮に22時から6時まで寝ると仮定しましょう。
10代前半までは、そこからあまり外れることのない睡眠相を表します。
10代中頃からは、徐々に寝入る時間が23時、0時と後ろ倒しになっていきます。
これを睡眠相の後退と言います。
後退した睡眠相は20代後半くらいまで後退したままなことが多いです。
その後、30代以降から老年期にかけて少しずつ23時、22時、21時というように前倒しになっていきます。
これを睡眠相の前進と言います。

この睡眠相の前進後退は自然と起こってしまうのです。
※もちろん生活習慣によって引き起こされることも多々あります。

若い頃は朝弱かったという方は、自然な睡眠相の後退によって引き起こされていたのかもしれませんね。



簡単にですが睡眠相について話してきました。
自分に合った時間に寝て起きることができれば、より健康的に過ごすことが出来るかもしれませんね!


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