睡眠にも効率があるらしい
睡眠効率という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
今回はあまり知られていない睡眠の本当のことを1つご紹介いたします。
- 寝付けなくてもそのうち眠れるかもと横になっている。
- 眠れなくてもベッドで横になっているだけでも脳や身体が休まるからと横になっている。
このような方って結構多いのではないでしょうか?
実際に患者さんから話を伺っていると、このように思っている方がとても多いです。
実は、寝付けなくてもベッドで横になって眠れるのを待つことは、避けるべきことと科学的に判明しています。
なぜ避けるべきかと言うと、2つの理由があり
- 睡眠効率が下がり、睡眠の質を低下させる可能性がある
- 不眠の条件付けを引き起こす可能性がある
不眠の条件付けについては別の機会にご紹介したいと思います。
今回はこの睡眠効率について知っていただきたいと思います。
睡眠効率とは、寝床にいた時間のうち、実際に眠っていた時間の割合の指標のことです。
例えば、布団にいた時間が8時間で、実際に眠っていた時間が6時間の場合、睡眠効率は75%となります。
一般的にはこの睡眠効率が高いほど睡眠の質も高くなり、朝起きたときにぐっすり寝た感覚も強くなります。
つまり眠れないままベッドに横になるという行為は、睡眠効率が下がり睡眠の質をも著しく下げてしまうのです。
※睡眠効率は85%~95%が良いと言われていて、それ以上になると慢性的な寝不足の可能性が高くなります。
では、眠れないときはどうしたら良いのでしょうか?
眠れないと感じたときは、一度ベッドや布団から出てソファなど別の場所でゆっくりと気持ちを落ち着かせてみましょう。
そして眠気が来たら再度ベッドや布団に戻ります。
これは「ベッド=眠る場所」という意識を脳に刷り込むためでもあります。
しかしこの方法は、眠れないと訴える方には嫌遠されることが多いです。。。
寝たいのにベッドから出るという矛盾を受け入れられないためですね。
この意識を変えていくことが、睡眠医学の現場でも課題とされています。
その他に睡眠効率を上げる方法としていくつかご紹介したいと思います。
- 寝る時間よりも起きる時間を固定する
- 寝る前の(自分をリラックスさせる)ルーティンを作る
- 適度な運動を取り入れる
これらの睡眠効率を上げるための方法は、たくさんある方法の中の一例です。
「眠くなったら布団に入る」「起きる時間を固定する」「寝る前の行動を整える」など、できそうなことから試してみてください。
当院では、経絡を用いた全身調整の鍼灸施術で自律神経を調整し、快適に過ごすお手伝いをさせていただきます。
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